ボリニアにあるウユニ塩湖って聞いたことがありますか?
雨期には水面に水が張って、空、雲、星など鏡張りになって写ります。
絶景が望める人気スポット。「天空の鏡」と呼ばれています。
私もいつかは行きたいと思っていた場所ですが、友人にすすめられ行ってみることにしました。
さて、ボリビアはスペイン語の国。
私は大学でスペイン語を専攻していたため当時、英語よりスペイン語の方が得意でしたが、旅の中で、スペイン語も英語も話せない日本人にたくさん出会いました。
というか、スペイン語を話せる旅人は皆無でした。
語学ができなくても、旅はできる! これは本当です!
語学の壁を乗り越え旅をしているバックパッカーの皆さんの行動力に本当に感心したよ〜
でもね、語学ができたら、旅の選択肢が広がるなとも感じました。
この旅の中では、ちょっとしたサプライズもありましたので紹介します。
ウユニ塩湖について
さて、まずはウユニ塩湖がどんな場所にあるのか紹介します。
ボリビア・ウユニ塩湖
ウユニ塩湖はボリビアの西部にあります。
ボリビアの首都はラパス市で、人口は約1002万人(2007年国家統計局)
ウユニ塩湖の標高は3700Mと富士山と同じくらいの高さに位置します。
乾期にも良さはありますが、鏡張りが見られる11月後半から3月ごろの雨期のシーズンが人気。
ウユニ塩湖への行き方
日本から行くにはツアーか個人旅行が一般的です。
✅ツアーで行く場合
70万円〜と高額になります。
✅個人で行く場合
日本からボリビアへのフライトを予約します。
日本からボリビアへの直行便はないので、アメリカを経由することが一般的。
(乗り継いで21時間~27時間ほどかかります。)
・ボリビアに到着したら、ウユニという都市への国内線フライト、もしくは長距離バスを利用します。これがウユニ塩湖に最も近い主要な都市です。
・ウユニの町からツアーに参加しましょう!
自分でレンタカーを借りて塩の湖へドライブすることも可能ですが、ツアー参加が無難。
とにかく遠いし、ツアーで行くと高額な場所だね・・・
私の行き方 アタカマ砂漠からウユニに行くツアーに参加
私はチリ北部のアタカマ砂漠という場所にいたので、そこから現地ツアーに申し込んで、ウユニの町を目指しました。
こぢんまりとしたとても、かわいい街。標高が高くて星空が美しいことで有名
標高5000M付近には日米欧が共同で運用する電波望遠鏡ALMAがある
さて、ウユニ塩湖があるウユニの街まではこんな絶景を見ながらの旅路。
(フラミンゴのコロニー)
きれい・・なんだけど、実際は5000M級の標高が高いところを通るので高山病位にならないのか恐怖と戦いながら・・(笑)
ウユニ塩湖と塩ホテル
一般的にはウユニの街に滞在して、現地ツアーでウユニ塩湖に行きます。
雨期といえど、きれいに見るためには、ある程度雲があるとかそういう天候上の条件が必要なので数日ウユニの街に滞在するのがおすすめ。
私も日帰りツアーに参加したけど、別日にウユニの塩のホテルに泊まる1泊2日ツアーに申し込んだよ
ここが、ウユニ塩湖内にある塩のホテル
今は、もうホテルではなくて博物館になってるとか。
机、椅子、ベッド何から何まで塩でできている。
お風呂もないし、シーツもいつ洗ったのかわからない状況。
サバイバルだと思えば楽しめました(笑)
ここに泊まれば、夕日、星空、朝日と堪能できちゃいます。
そこで出会った日本人たち
ここまでで紹介したように、日本からは途方もなく遠い場所ですが、このホテルで出会った宿泊客のほとんどは日本人バックパッカーでした。
当然スペイン語を話せる日本人なんていません。英語が得意だという方も少数。
それでも女の子一人旅という子や、自分の親世代の方もいました。
南米は、観光地でさえも英語が通じないことも多いです。
この旅の中で、多くの日本人に出会いましたが、みんな語学はしゃべれなくても旅を楽しんでいました。
ジェスチャーやボディランゲージや片言でなんとか言いたいことは伝えられるのです。
南米では日本人が経営する日本人宿を選べば、そこで日本人同士で情報交換も可能。
ルートが同じであれば行動を、ともにすることもよくある話です。
語学ができなくても旅はできるんだな・・を実感
ウユニホテルで驚きの偶然
さて、ウユニ塩湖を満喫して、ホテル出発の日。
なんと、その日偶然日本の友達と出会います。
私が沖縄でボランティアをしていた時に、しばらく一緒に生活していた友人で、会うのは6年ぶり。
彼女は沖縄在住、私は関西在住のため、なかなか会う機会はありませんでした。
もともと彼女は海外嗜好ではなかったので、こんなところで会うとは本当にびっくりしました。あと数時間タイミングが違えば出会わなかった。
彼女は世界一周中。
当然語学は話せませんが、世界中の数々の場所を訪れていました。
ブラジルで再会の約束をして、リオのカーニバルを一緒に楽しみました。
なぜか、海外を旅していると日本では起こらないような「偶然」を多く感じる気がします。
感度が高くなっているので「奇跡」のような出来事が起こりやすいのかもしれません。
メラビアンの法則:ボディランゲージが有効
メラビアンの法則(Mehrabian’s Law)は、人と人とのコミュニケーションにおいて、視覚的な要素(ボディランゲージや表情など)が最も大きな影響を持つという法則です。
この法則は、アメリカの社会心理学者アルバート・メラビアンによって提唱されたものです。
メラビアンの法則によれば、コミュニケーションにおいて、7%が言葉、38%が声のトーンやイントネーション、55%がボディランゲージや表情などの視覚的な要素によって伝えられるとされています。
言葉だけでなく、ボディランゲージや表情などの視覚的な要素も重視することが大切であるということを強調。
この法則は、言葉が通じない海外旅行でも通用します。
例えば、外国のレストランで注文する際に、英語で話すことができない場合でも、手を指したり、頷いたりすることで、相手に伝わります。
外国では、文化や習慣によって、表情やボディランゲージの意味が異なる場合があります。例えば、アジア諸国では、うなずいているときに頭を下げることが一般的ですが、欧米諸国では頭を振ることが一般的。
このような文化の違いを理解し、相手に伝えやすいボディランゲージを使う必要があります。
語学がしゃべられれば、旅の楽しみが増える
外国語が話せなくても旅行ができることは、すでにお伝えしたとおりです。
ただ、私は少しでも語学が話せれば旅行の楽しむ幅が広がると思っています。
旅行先のエピソードを紹介します。
アタカマ砂漠で出会った家族宅にホームステイ
アタカマ砂漠では、首都サンティアゴから旅行で来ているチリ人ファミリーと仲良くなりました。
サンティアゴに立ち寄った際には数日家に泊めてもらい、観光に連れて行ってもらったり、チリについて話を聞いたり、日本食を食べてもらったり、とても濃厚な交流の時間を過ごしました。
こういう旅の出会いは本当に感謝しかない。
帰国後もSNSでつながっています。
現地の人とのコミュニケーションは、その場所を知る有効な方法の1つだと思います。
ホームステイなど極端な体験は治安などのこともあるので、万人におすすめする体験ではありません。
普通のツアー旅行だと得られない経験が自由度が高い個人旅行の場合あります。
少しでも語学ができれば個人旅行は本当におすすめです。
難しい言葉を覚えなくても、現地の人とコミュニケーションするために必要な最低限の言葉、「ありがとう」「さようなら」「美味しい」などは覚えれば、グッと現地の人との距離が近づくでしょう。
日本に来た外国人も一生懸命日本語を話そうとしてくれたら嬉しい♪
英語が話せるバックパッカー
特にこの南米の旅で、印象的だったのが、アルゼンチンで出会った日本人の女の子です。
その子はスペイン語は話せませんが英語が話せました。
他の国から来た旅人と仲良くなって各地で一緒に旅を満喫していました。
見せてもらった旅の写真からも濃厚な旅を楽しんでいるなと感じたのでとても印象に残っています。
英語が話せれば、他の国から来ている旅人とも仲良くなれます。
私も、学生時代にメキシコでいろんな国の学生と共同生活をしながら、村の地域発展のボランティアをしていました。
スロベニアの子と特に仲良くなり、夜な夜な恋話や自国の話をしたり、日本との考え方の違いに驚きました。
今は、いろんな翻訳アプリなどもありますが、コミュニケーションという意味では、やはりツールに頼らず相手の目を見て話した方が気持ちも伝わるもの。
自分の価値観や視野を広げるためには、いろんな国の人と話す機会も大切だと感じます。
まとめ
観光を楽しむだけであれば語学はできなくても旅はできます。
そもそも英語は世界中で通じるわけではなく、観光地を離れると英語さえ通じないことはよくあります。
どうしても、相手に何か伝えたい場合は、翻訳アプリを使ったり、ボディランゲージを使ったりするなど、伝えたい熱意があればどうにかなります。
ただし、現地の人や他の国の旅人と交流したい場合は、英語力はあった方がいいに越したことはありません。
どこの国でも特に、若者は英語が話せる確率が多いです。
一期一会の出会いは旅の醍醐味。
ちょっと英語が話せるだけで、間違いなく旅の選択肢や楽しみ方の幅を広がります。
今なら、格安で語学の勉強する方法はたくさんあります。旅行前に少し勉強してはいかがでしょうか。
英語が話せれば、旅の楽しみ方が広がる上に、キャリアアップや収入アップにつながる可能性もあります。
参考になれば嬉しいです。